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生存基盤科学研究ユニット 第4回学際交流ワークショップ(2007/11/02)

ワークショップ

活動の記録>>

日 時: 2007年11月2日(金)13:30-17:00
場 所: 生存基盤科学研究ユニットオフィス  (宇治地区総合研究実験棟5F)

テーマ: 持続可能な社会実現のための化学・バイオ技術開発
主 催: 生存基盤科学研究ユニット
コーディネーター: 中村 正治 教授

  プログラム   講演タイトル
青山 卓史 (化学研究所・准教授) リン酸吸収のための根毛形態
矢崎 一史 (生存圏研究所・教授) 植物揮発性成分の植物にとっての生理的意義と人間社会での活用ポテンシャル
中村 正治 (化学研究所・教授) 化学資源活用の為の有機合成反応の開発
二木 史朗 (化学研究所・教授) 生存基盤バイオ技術としての高効率的細胞導入法の開発
 
 
詳細は http://iss.iae.kyoto-u.ac.jp/iss/jp/event.html にて、掲載しております。

活動の記録:
京大化学研究所教授の中村先生のコーディネートの下、分子生物学・遺伝子工学及び化学工学的視点から以下の4つの発表があった。

1. 青山卓史 (化学研・准教授) リン酸吸収のための根毛形態
2. 矢崎一史 (生存研・教授)  植物揮発性成分の植物にとっての生理学的意義と人間社会での活用ポテンシャル
3. 中村正治 (化学研・教授)  化学資源活用の為の有機合成反応の開発
4. 二木史朗 (化学研・教授)  生存基盤バイオ技術としての高効率的細胞導入法の開発

生存研の矢崎先生は、産業造林樹種として熱帯に導入されているアカシア・マンギウムやユーカリが生合成する、イソプレンという揮発性有機化合物を中心に発表をされた。大気中に放出されたイソプレンは、温室効果ガスの1つであるメタンの濃度を間接的に増加させる。この点から、CO2吸収を介して地球温暖化に効果があるとされる、早生樹の大規模植林に疑問を投げかけた。
化学研の中村先生は、現代の化学工業が化石燃料・希少金属に材料として依存している状況について説明され、バイオ材料やユニバーサルメタル(地球上に比較的多く存在している金属)を基盤とした未来の化学工業の可能性について、内外の研究成果もまじえて発表された。
地球温暖化のようなグローバルな環境問題に対応すべく、様々な国際的な枠組みが整備・実行されつつあるが、分子生物学・化学工学といったミクロな視点から再検討すると、現在導入されている技術・制度の新たな問題点が浮かび上がる。生存基盤持続型の発展を支える技術・制度を考える際には、様々なスケールから総合的に検討することが必要であろう。

文責 佐藤孝宏

  • 生存基盤科学研究ユニット 第4回学際交流ワークショップ(2007/11/02)
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