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- 41 - 「東南・南アジアの工業化と資源」研究会(代表 杉原薫) 本グループでは、西洋の資本集約型・資源集約型工業化とは異なる労働集約型・資源節約型の工業化が東南・南アジアでどの程度実現したのか、そしてそれはそれぞれの地域の資源・エネルギーの賦存状況とどのように関係していたのかについての理解を深めようとしている。本年度は、科学研究費補助金基盤研究B「『化石資源世界経済』の形成と森林伐採・環境劣化の関係に関する比較史的研究」(代表研究者杉原)などとの共催で、次の研究会を開催した。 22. ワークショップ「軍事化・非軍事化のポリティカル・エコノミー-南アジア・中東地域の趨勢と変動-」2010年7月4日(長崎科研(基盤研究B)と共催) 外川昌彦(広島大学)「マハトマ・ガンディーと原子爆弾―核抑止論と非暴力運動の意味」 吉田修(広島大学)「南アジアの核開発と「核」の将来」 佐藤史郎・杉原薫・中西宏晃(京都大学)「インド軍事化の長期趨勢-SIPRI, ACDA, IISSのデータによる国際比較-」 杉原薫(京都大学)「中東軍事紛争の世界経済的文脈-石油、兵器、資金の循環とその帰結-」 酒井啓子(東京外国語大学)「イラクにおける領域アイデンティティーの生成について」 23. 「イニシアティブ1研究会」2011年3月7-8日 柳澤悠(東京大学特任教授)「タミルナードゥ州における農業の長期変動-「環境制約」説に留意して-」 神田さやこ(慶應義塾大学)「インドにおける労働集約型経済発展と「エネルギー資源」」 谷口忠義(新潟青陵大学)「薪炭材生産の自然へのインパクト-大径木伐採選好-」 島西智輝(香川大学)「近代日本の砂利資源の採取と管理-多摩川流域を事例として-」 斎藤修「東アジア比較環境史の課題」 小堀聡(名古屋大学)「『日本のエネルギー革命-資源小国の近現代-』をめぐって」

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