jikotenken_2012naito
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- 27 - 5.4 アジア・アフリカ人材育成 優秀な大学院生に対する経済的支援は本プログラムの目的の一つである。そこで、平成20年度より博士号取得支援と若手研究者交流を開始した。 博士号取得支援については、平成21年1月に3名の若手研究者(マレーシア、バングラデシュ、インドネシア各1名)を招へいし、ワークショップを開催した結果、3名とも大学院アジア・アフリカ地域研究研究科への編入を推薦することになった。3名は編入が認められ、3名が平成21年4月から5年一貫制博士課程の第3年次に編入し、今年度は2年目を迎えて、積極的に研究、フィールドワークを展開した。 3名の研究の進展を確実なものとするため、本プログラムの運営委員会の中に指導教員群(各3名)と連携する「リエーゾン委員」を設け、適宜研究状況のモニターをおこなってきた。22年度において、3名とも順調に研究活動を遂行した。年度末のリエーゾン委員からの報告では、3名とも1年後の学位取得が見込まれている。 なお、3名の研究生活の経済的な側面について言えば、1名は日本学術振興会特別研究員(DC)(グローバルCOE枠)に採用され、もう1名は本プログラムのRAとして採用、そして残りの1名は本国政府からの奨学金を財政的基盤としており、3名とも十分なサポートがなされている。

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