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- 25 - 5.3 海外派遣助成 国際的なディベート力を向上するため、日本学術振興会研究者海外派遣基金から助成を受けて実施している「組織的な若手研究者等海外派遣プログラム」と連携して、若手研究者の海外研究機関への派遣を推進してきた。平成22年度に「組織的な若手研究者等海外派遣プログラム」によって海外の研究機関に派遣された者は、のべ25名である。その中には、グローバルCOE特定助教が1名、同特定研究員が3名、同非常勤研究員が3名含まれており、派遣先国はイギリス、フランス、オランダ、インドネシア、マレーシア、ベトナムであった。これにより、派遣者の英語等での研究発表およびディベート能力が格段に向上するとともに、研究ネットワークを欧州および東南アジア諸国へと広げる効果があった。 なお「組織的な若手研究者等海外派遣プログラム」は、将来を担う国際的視野に富む有能な研究者を養成することを目指し、若手研究者を対象に、海外の研究機関や研究対象地域において研究を行う機会を組織的に提供する事業である。東南アジア研究所では、地域と世界を架橋し、「地域の知」に根差した「地球共生」理念を、地域の人々との協働により実現する創発的で実践的な社会発展モデルを構築するために、現地語に堪能で長期のフィールドワークの経験をもつ若手研究者を東南アジア諸国や世界諸地域の地域研究関連研究組織に派遣することを目的として、この事業を実施している。同プログラムによる平成22年度の派遣一覧は次ページの表の通りである。

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