inspectionFY2009
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55 図9:海外からの閲覧状況(上位セッションを表示)(英語ページ解析) まとめ 本年度もHP運営体制のもと、日々円滑にHPコンテンツ作成がすすめられてきた。 その成果として公開されたページ数は、日・英ページ合わせて2,565ページにのぼり、1年間で約1,000ページの掲載がすすめられたことになる。 これは、HP担当者がコンテンツ情報発信にむけて、各部会との深い連携による情報収集や翻訳などの作業を円滑にすすめられた成果である。 また、HPシステム面においても、メンテナンスやHPサービス向上への努力をすすめたことを指摘できる。サーバ移転作業においては、新たにアクセス解析作業がおこなえるよう環境を整えている。 今後も引き続き、利用価値の高いWEBサイトをめざしHP運営をすすめたい。 7.4 書籍の刊行 「地球圏・生命圏・人間圏‐持続的な生存基盤を求めて」杉原 薫・川井秀一・河野泰之・田辺明生編著 京都大学学術出版会 2010年3月 「持続型生存基盤パラダイム」の創成をめざした総合的地域研究と先端的科学研究を融合した文理横断型の研究活動の最初の研究成果として、単行本「地球圏・生命圏・人間圏‐持続的な生存基盤を求めて」を京都大学学術出版会より刊行した。本事業の中核を成す議論の骨子をまず初期からの二年間の議論を中心に提示している。 産業革命以降、温帯地域の諸国は経済成長に力を注ぎ「先進国」となった。新興国・発展途上国はその恩恵に与れない一方、資源の枯渇や地球温暖化の悪影響を 被ることになる。生物多様性や生態系の持続性に鑑み、人類の生存基盤をどう構築すべきか。アジア・アフリカ地域研究の偏った認識枠組を質し、熱帯の生態・環境・社会の理解

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