inspectionFY2009
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22 5-2 若手養成・研究部会 若手養成・研究部会の活動は、主に以下の2本の柱から成る。1) 特定助教(G-COE)4名(うち2名は11月16日着任)と特定研究員(G-COE)4名に対して、本プロジェクトの中核となって調査研究を推進することを指導し支援した。2)15件の個人・グループの調査研究のために、総額665万円の「次世代研究イニシアティブ助成」を支給し、その活動を支援した。 それら理系・文系の広い分野にまたがる若手研究者が、随時研究会を開いて情報・意見交換を行い、生存基盤持続型の発展を目指した学際的共同研究の可能性を積極的に探求することを奨励した。その他、成果の英語出版(単著、論文)を目的としたセミナーを2回開催した。また、生存圏研究所およびインドネシア科学院(LIPI)とともに、平成21年8月インドネシア・リアウ州において「生存圏科学スクール (Humanosphere Science School)」を共催した。 特定助教と特定研究員の他に、若手養成・研究部会が研究を支援した若手研究者は、平成19年度が博士課程大学院生11名、ポスドク研究員18名、平成20年度が博士課程大学院生16名、ポスドク研究員13名であった。平成21年度は、博士課程大学院生6名、ポスドク研究員14名に対し、生命圏科学スクール参加への助成や、次世代研究イニシアティブ助成等により、総額700万円以上の支援を行った。 若手養成・研究部会の支援を受けた者のうち、新たな職を得た者は、特定助教の生方史数(岡山大学大学院環境学研究科准教授、平成21年9月1日)、木村周平(富士常葉大学社会環境学部准教授、平成22年4月1日)、特定研究員の小林祥子(立命館アジア太平洋大学助教、平成21年12月1日)、孫暁剛(筑波大学大学院生命環境科学研究科助教、平成22年1月15日)、また特定研究員の佐藤孝宏と西真如については、プロジェクト推進への多大な貢献と自身の研究業績を高く評価し、平成21年11月16日付で特定助教に任命した。加えて、大学院アジア・アフリカ地域研究研究科特任助教の細田尚美(香川大学インターナショナルオフィス講師、平成22年4月1日)、ポスドク研究員の中山節子(宇都宮大学国際学部講師、平成21年5月12日)、宮本万里(北海道大学スラブ研究センター研究員、平成21年10月1日)、海田るみ(東京農業大学応用生物科学部研究員、平成22年4月1日)、黒崎龍悟(福岡教育大学教育学部講師、平成22年4月1日)、山根悠介(常葉学園大学教育学部講師、平成22年4月1日)が新たに職を得た。 5-2.1 特定助教(G-COE)・特定研究員(G-COE)の活動 4名の助教と4名の研究員は、各自が各々の専門分野の論文を執筆するとともに、生存基盤に係わる問題系に積極的に取り組んで調査研究を行った。個々人の主な業績を以下に簡単に紹介する。 特定助教について、生方は、英語論文2本、日本語論文4本を発表したほか、7回の口頭発表を行った。木村は、日本語の論文4本を発表したほか、6回の口頭発表を行った。 佐藤は、日本語論文2本、英語論文1本を発表したほか、2回の口頭発表を行った。西は、日本語論文1本を発表したほか、4回の口頭発表を行った。

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