inspectionFY2007
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60 9.国際アドバイザリーボード9.国際アドバイザリーボード9.国際アドバイザリーボード9.国際アドバイザリーボード アドバイザリーボードによる本グローバルCOEプログラムへの評価や助言は、各イニシアティブやパラダイム研究会のもとでの調査ならびに研究活動を国際的な学的環境に位置づけ、これをより良きものとするために必須である。初年度は、本プログラムのもとで推進されている諸活動を真に利するアドバイザリーボード決定のための重要な準備期間として位置づけ、プログラム・リーダーと各イニシアティブの代表がそれぞれの活動に深く関わる海外の一線級の研究者との交信を開始した。このうちの若干名は平成20年度3月12日~14日に行われた第一回国際会議に招聘し意見交換を行った。本国際会議では、最終日に「プレ・アドバイザリーボード・ミーティング」を開催し、海外よりの参加者を特に招集し、アドバイザリーボード構成員候補の推薦ならびに本プログラムの運営や海外研究拠点とのネットワーキング化についての具体的提言を受けた。その場で表明された期待として多かったものとしては、「本プログラムのもつ文理融合的性格はきわめて世界的にも希有なものであり、これを成功させることが持つ学的意味の大きさ」であり、提言としては、「これまではパラダイム形成に向かって共同作業をするところまでは成功しているが、今後、個別研究とどのような接点をつけていくか、とくにイニシアティブのレベルでのパラダイム形成が重要である」といったものがあった。 「プレ・アドバイザリーボード・ミーティング」の参加者、ならびにプログラム・リーダーと各イニシアティブ代表がアドバイスを受けた研究者は以下の通りである。 アンガス・マディソン (グローニンゲン大学・教授)経済史学 ケネス・ポメランツ (カリフォルニア大学アーバイン校・教授)歴史学 パトリック・オブライエン(ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス・教授)歴史学 ルドルフ・デコンニク(モントリオール大学・教授)地理学 ジェームス・スコット(エール大学・教授)政治学 アンドリュー・ウォーカー(オーストラリア国立大学・太平洋・アジア研究所・教授)文化人類学 アルフレッド・クロスビー(テキサス大学オースチン校・教授)歴史学 デヴィッド・クリスチャン(カリフォルニア大学サンディエゴ校・教授)歴史学 デヴィッド・ソネンフェルド(ニューヨーク州立大学アルバニー校・教授)社会学 エンデン・スカラ(インドネシア科学院・研究部長)生態学 サラ・ベリー(ジョンズホプキンス大学・教授)文化人類学 ナンディニ・スンダー(デリ大学人類学部・教授)文化人類学 クリス・ベーカー(インデペンデント・スカラー)社会学 パスック・ポーンパイチット(チュラロンコン大学経済研究所・教授)経済学 アナ・ツィン(カリフォルニア大学サンタクルーズ校・教授)文化人類学 平成20年度には、国際アドバイザリーボード・メンバーを決定し、ボードミーティングのため若干名を京都に招聘する予定である。

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