inspectionFY2007
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-56- めた。2008年度は、イニシアティブ1「環境・技術・制度の長期ダイナミクス」を中心として、生存基盤科学研究ユニット「生存圏シミュレーションのためのデータベース構築」プロジェクトとも協同しながら、各イニシアティブの若手研究者の意見を集約し、データベースの構築を具体的に開始する。また、集められた情報を統合し、テンタティブな「地域サステナビリティ指数」を作成し、イニシアティブ1研究会での議論を通じて、データベースおよび指数の充実を図っていく。 8.3 図書 ① 生存基盤関連図書の整備 各イニシアティブで研究上必要な資料やGCOE関連の講義に必要な資料を生存基盤関連図書として1箇所に配架し、研究を促進するため、平成19年度には116冊の書籍が購入された。これらの書籍は、東南アジア研究所図書室が購入・整理を代行し、アジア・アフリカ地域研究研究科アジア専攻図書室が貸出し業務を行なっている。 ② 地域研究関連図書の整備 現地語諸資料を中心とする図書の整備拡充を図るため、平成19年度には、東南アジア関係図書870冊、マイクロフィルム22リール、南アジア関係図書766冊、西アジア図書924冊、雑誌16タイトル、アフリカ関係図書196冊が購入された。これらは各部局の図書室に配架されるが、現在圧倒的に収納スペースが不足しており、本年度秋に予定されている稲盛財団新棟新営後にスペースの配分を再検討せねばならない状況に陥っている。 ③ 書籍登録、分類等 図書予算の約2割を非常勤雇用にあて、書誌情報の入力、図書整理をおこなっている。 ④ HP公開 図書小部会では、G-COEのHPに、新着情報、図書リスト、推薦図書などのコンテンツからなる購入図書情報を掲載し、常時アップデートしていく体制を整えた。 8.4 観測機器・関連設備の整備 ① 赤外線CO2濃度計 熱帯雨林での炭素固定に関する役割を評価するために、拠点試験地において、本機器を含む測定システムを整備して、炭素収支を構成する複雑多様な二酸化炭素の輸送量の測定を実施した。

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