inspectionFY2007
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-55- 8.2 データベース ① 地点情報閲覧ツールの開発と運用。 G-COEの研究成果は、逐次HP等で公開されるが、これらを汎用データベースとして集積することによって、その全貌を見通すことが可能になるばかりでなく、具体的な地点情報として明示することによって、様々な用途に使用することができる。これまで21世紀COEプログラムで開発された、「地域研究画像データベース」の枠組みを全世界に拡大し、地点情報と写真、記載情報を表示すると同時に、リンクボタンを設けることによって文献、HPのURLなどの情報源の参照が可能となった。 → 拡大 G-COE地点情報データベース ディジタルアトラス との参照 リンクを張った 地点情報の提示 基本図は、NASA(米国航空宇宙局)提供のディジタル標高モデル(SRTM30を加工したものを用い、参照図として、米国ランドマクナリ社の世界ディジタルマップ(WDDB)を、ジオカタログ社が日本語化したものを用いた。今後は、G-COEプログラム参画者がHP情報を提出する際に地点情報の提供を求め、情報の集積を図る。この雛形は京大式地点情報入力/閲覧ツールとして、21世紀COEサーバに仮設収納中 (http://areainfo.asafas.kyoto-u.ac.jp/ve/)で、データサーバの運用開始をまって移設される予定である。 ② 生存基盤データベースの開発、整備。 本プロジェクトの目指す「持続型生存基盤パラダイム」の創生に不可欠な文理融合を、地理情報をベースとして推進すべく、「生存基盤データベース」の開発に着手した。2007年度は、イニシアティブ2「人と自然の共生研究」に属し、「水」という共通した研究テーマを持つ若手研究者5人で、数回のミーティングを行い、本データベースの持つべき特徴などについて議論を行った。また、ネット上に散在する各種地理情報を収集し、ブログサービスにより情報を共有しながら意見交換を進

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