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「『災害』にどう向き合うのか?-タイ社会において変わったもの,変わらなかったもの-」[バンコク・タイ研究会50回記念ワークショップ](関連する学会・研究会)

日 時:2012年2月26日(日) 8:15~18:00 (終了後,懇親会を予定しております)
会 場:京都大学東南アジア研究所 バンコク連絡事務所

 


【報告者及び報告タイトル(報告順)】
水上祐二氏(チェンマイ大学人文学部・講師)
「タイ大洪水の政治」
岩城考信氏(法政大学工学部建築学科・教育技術員)
「水路、盛土、高床:バンコクの伝統的な水防システムの形成と変容」
鈴木佑記氏(日本学術振興会特別研究員PD/早稲田大学アジア研究機構)
「周縁における災害、アイデンティティの行方-2004年インド洋津波後のモーケンの自己表象に着目して-」
市野澤潤平氏(宮城学院女子大学学芸学部国際文化科・准教授)
「2004年インド洋津波後の観光産業における風評災害―プーケット在住日本人社会における不確実性とリスク―」

 

【コメンテーター】東賢太朗氏(名古屋大学大学院文学研究科・准教授)

 

【ワークショップテーマについて】
2011年は世界の多くの地域が災害に見舞われた年であった。ニュージーランドやトルコの地震,アフリカの大干ばつ。そして東日本大震災では,東北地方の太平洋沿岸部を中心に多くの死者や行方不明者を出す未曾有の被害をもたらした。タイに目を向ければ,まさに今,洪水による人的被害,家屋・インフラ設備・産業への被害が多くの県で報告されており,政府・地方自治体・個人が救援活動に奔走している状況である。
人間の生活は,常に災害に直面する危険をはらんでいる。しかし,ひとたび災害が起こった時の問題の現れ方や解決の仕方は,決して一様ではない。地域によってその対応が異なることもまた事実である。さらに近年では,災害発生前後の対応いかんによって,自然災害が人災としての性格を帯びる可能性も指摘されている。
そこで本ワークショップでは,東南アジアの中でもタイに注目し,人びとが災害やそのリスクにどう向き合っているのか/向き合ってきたのかを検討する。その際,災害を「(災害に対する)脆弱性の蓄積→発災→緊急対応(救急救命及び人道支援)→復旧・復興→被害抑止・軽減」という一連のプロセス,あるいはサイクルと捉える。対象地域の人びとが「災害」やそれにまつわるリスクをどう認識し,いかなる対策を講じているか,被災という体験からいかに生活の再建を図り,どのように地域社会を再構築しているか,さらには,いかなる状況に対してどのような支援がなされているのか。フィールド調査によって得られたデータをもとに議論し,「災害」時だからこそ浮かび上がる「地域のかたち」を考える。