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[東南アジア学会関西地区例会(4月9日)](関連する学会・研究会)

東南アジア学会関西例会を以下のように開催します。
会員・非会員を問わずご参加いただけます。多数のご来場をお待ちしています。
 

日時: 2011年4月9日(土) 13:30~17:30
場所: 京都大学稲盛財団記念館中会議室
 

報告1: 平田生子(京都大学アジア・アフリカ地域研究研究科)
「インドネシア・ジャカルタにおけるバタック人の社会組織とネットワーク」
 

報告2: 亀山恵理子(奈良県立大学)
「地域研究者による災害復興支援:日本赤十字社のアチェ津波被災地支援から」
 

●平田氏報告要旨
本発表では、バタック人が、移住先のジャカルタにおいて形成する社会組織やネットワークの活動内容を明らかにする。ジャカルタにおけるバタック人の社会生活の広がりを把握するために、婚姻儀礼や氏族協会などの大規模な儀礼と、日常生活においてみられる社会組織の双方に着目する。婚姻儀礼とジャカルタ首都圏規模の氏族協会では、バタックのエスニシティや氏族員としてのアイデンティティが表出、強調されるが、そこでおこなわれる相互行為の内実は希薄であり、形骸化している。他方、日常生活で無尽講や教会を介して構築される人間関係は、バタックの慣習法や社会構造にもとづいた関係性とはかけ離れた多様なものである。そのため、バタック人が移住先のジャカルタにおいてエスニシティの再生産をおこなっているかどうかに最初から焦点をあてた先行研究は、日常生活に広がる豊かな社会関係と多様性を見えにくくしている危険性があることが指摘できる。
 

●亀山氏報告要旨
災害からの復興支援においては地域の事情に通じた地域研究者が一定の役割を果たしうる。本報告では、現地語および現地事情を習得し、国際協力・開発学を学んだ研究者が人道支援事業に従事することの意義と課題を考える。組織によって事業として展開される人道支援活動に参加する中で、地域研究者として地域社会との関係を事業にどのように反映させていくか。支援団体と地域社会の双方にコミットしながら、地域研究の手法やマインドはどのように生かされるか。2004年スマトラ沖地震津波被災地のアチェにおける支援活動の経験をもとに考えたい。

 

東南アジア学会
関西地区担当 山本博之
yama(at)cias.kyoto-u.ac.jp