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プリンテッドエレクトロニクス技術最前線 (GCOE関係者による出版物)


書名:プリンテッドエレクトロニクス技術最前線
監修集:菅沼 克昭  
著者:矢野浩之「セルロースナノファイバー基板」
発行元:シーエムシー出版
出版年:2010年5月

【書籍紹介】 

印刷を用いたエレクトロニクス製造技術が,今,世界で注目を集めている。まるで,新聞や雑誌を刷るように,印刷により大量に高速に電子部品や機器を製造する新技術であり,その対象となる製品群は極めて幅広い。印刷技術とインク材料技術の成熟が切り開く新たな市場であり,十年ごとに一桁以上の市場規模拡大が期待されている。単に配線を形成するだけでなく,必要に応じて半導体,表示デバイスなどの能動部品,抵抗,コイルやコンデンサなどの受動部品,電池,ソーラー,センサ,アンテナまで印刷可能となり,オール印刷によるエレクトロニクス機器の製造が可能になる。
プリンテッドエレクトロニクスの印刷技術としてインクジェット印刷は最もよく知られた存在であるが,そのほかにも,フレキソ印刷,オフセット印刷,もちろんスクリーン印刷も含め,様々な印刷技術が可能性を秘め実際に用いられようとしている。それぞれの印刷のファインピッチ化も進んでおり,10~50μm のピッチと精度を同時に実現するまでに達し,今後期待される様々なデバイス形成,配線形成に十分に対応できるまでに至っている。一方で,新たな巨大市場を形成するためには,印刷に適した配線材料,デバイス材料をインク化する必要がある。今後,数十兆円の新たな市場を切り開くためのデファクト材料の獲得に,世界がこぞって最先端の技術展開を見せ始めている。
このように,最近の印刷技術と材料技術の技術革新には,目覚ましいものがある。プリンテッドエレクトロニクス市場は,今後10年,20年でそれぞれ一桁ずつの拡大が見込まれる巨大産業である。その基盤領域を形成する材料技術がそろそろ出そろいつつあり,今後のデファクト獲得のための世界の技術開発競争に一層の拍車が掛かってきたと感じられる。

 

(「はじめに」より抜粋)

 

【書評】