Custom Search

Language

Contents

アンケート

本サイトをおとずれた理由

本サイトをおとずれた理由は何ですか?

  •  プログラム概要閲覧
  •  研究会情報
  •  プログラムメンバー
  •  フィールドステーション
  •  報告閲覧
  •  プログラム成果閲覧
  •  写真閲覧
  •  公募
  •  その他
このアンケートにはさらにもう 2 件、質問があります。
結果
他のアンケートを見る | 96 voters | 0 コメント

ログイン

ログイン

「京大アフリカセンター公開シンポ:「紛争」と「暴力」への新しいアプローチ(7月31日)」(関連する学会・研究会)

日 時:2010年7月31日(土)午後2時~6時
会 場:京都大学稲盛記念館3階大会議室

テーマ:2010 International Research Forum of African Studies, Kyoto University Role of African Area Studies for “African Crisis” Emerging Approaches to Understanding Violence and Social Transformation in East Africa

シンポジウムは英語で行われます。同時通訳はありません。

【PROGRAM】

14:00-14:05 Masayoshi Shigeta (Kyoto University)
                       Opening Remarks

14:05-14:15 Itaru Ohta (Kyoto University)
                       Keynote Speech

14:15-14:50 Toru Sagawa (JSPS/ Osaka University)
                       Excessive Violence and Social Order in the Kenya-Ethiopia Borderland

14:50-15:25 Jon Holtzman (Western Michigan University)
Remembering and Forgetting in Samburu-Kikuyu Postcolonial Violence

15:25-15:40 Coffee Break

15:40-16:15 Tamara Enomoto (Tokyo University)
‘The Traumatised Acholi People’: Revival of Tradition in the Era of Global Therapeutic Governance

16:15-16:50 Motoji Matsuda (Kyoto University)
Violence, Restoration and Reconciliation:Beyond the Africa Schema

16:50-17:05 Coffee Break

17:05-18:00 General Discussion

Discussant: Hussein Solomon (University of Pretoria), Abu Abdala Kambagha Mvungi (University of Dar es Salaam), Eisei Kurimoto(Osaka University), Masayoshi Shigeta (Kyoto University)

 

2010年 京都大学アフリカ研究資料センター国際共同研究

「アフリカ研究はアフリカの危機にどう対処するか」
「紛争」と「暴力」への新しいアプローチ

冷戦時代の終わりと時を同じくしてアフリカ大陸ではさまざまな紛争が頻発したことは記憶に新しい。今世紀に入ってから、このような紛争は収束に向かいつつ あるといわれるが、国際社会からの関心を集めていない小規模な紛争は今日でも各地で頻発しており、常態化した局所的紛争もみられる。
これまで、アフリカの紛争を対象とした研究の多くは、紛争が起きるにいたった経緯や、その歴史的・政治経済的な背景に注目して、国際関係の変化に踊らされ るアフリカの悲劇と、国家を私物化する醜い政治エリートの姿を明らかにしてきたといってもよいだろう。そのような研究は、国際社会に対して「責任ある関 与」を呼びかける一方で、アフリカの国々には劣悪なガバナンスの解消が必要だという主張に終始する。そこには、第3者として現象を解釈し、自らの基準で介 入しようとする外部者のまなざしが露わである。
この国際共同研究では、個別の紛争事例をとりあげて、紛争にいたった歴史的経緯を明らかにするとともに、その紛争でいかなる暴力が行使され、それを人びと が当事者としてどのように経験し解釈したのか、そしてその解釈が、紛争終結後の社会関係や自己認識にいかなる影響を与えているのか、といったミクロの視点 から紛争にアプローチしてみる。
もちろん、暴力は対立勢力間の憎悪心を激化させ、さらなる暴力を再生産するという悲観的な見方が支配的なことは認めよう。しかし、理念的な暴力批判が先立 ち過ぎると、逆に暴力現象そのものの多面性を捉え損なってしまう危険性は高いだろう。
暴力は憎しみだけでなく、恐怖も、喜びも、諦めも、希望も、欠乏感も生み出す。この暴力経験をめぐって生起する感情の交差こそが、紛争後の社会をネガティ ヴにもポジティヴにも転換する力になっている、と私たちは考えている。
内外の研究者による研究発表を通じて、「紛争」と「暴力」というアフリカの古くて新しい「危機」に対する新しいアプローチの可能性を議論してみたい。

以上

連絡先:京都大学アフリカ地域研究資料センター国際共同研究会係
606-8501京都市左京区吉田下阿達町46京都大学アフリカ地域研究資料センター
電話:075-753-7831 E-mail:caas(at)jambo.africa.kyoto-u.ac.jp

English page>>
/en/article.php/20100824133753284