[第1回 限界地域の生存研究会](関連する学会・研究会)

日 時:2009年9月26(土)  13:30~16:30
場 所:東南アジア研究所 共同棟4階 セミナー室


話題提供者:舟橋和雄(龍谷大学社会学部、現コンケン大学)、渡辺一生(東南 アジア研究所)
コメンテータ:星川和俊(信州大学農学部)、宮川修一(岐阜大学応用生命科学 部)

 

【発表1】
題目:東北タイ農民における所得変動-パネル分析にみる-
発表者:舟橋和俊
要旨:本発表では,イサンにおける農民の貧しさの削減、裏返して言えば豊かさへの歩みを、時間の異なる2点間でどのように変化したのかを、パネル分析という手法を用いて観察・考察する。
対象地域はドンデーン村であり、1981年及び2002年の144世帯を対象とした悉皆調査結果から、分析を試みた。

【発表2】
題目:東北タイ・ドンデーン村におけるコメ生産/消費活動解明の試み
―20年間の定点調査情報の統合化と分析―
発表者:渡辺一生
要旨:東北タイ・ドンデーン村では、1981年から2005年まで集落定点調査を継続して行ってきた。発表者らは、この20年に渡る調査で得られた知見の内特に、農学及び社会学関連の情報についてデータベースによる統合化を進め、世帯レベルでのコメの生産と消費活動の変容実態の解明を試みている。本発表では、過去20年間に実施された調査内容の紹介と、異なる学問分野の情報の統合化方法ならびに統合化から得られた若干の知見について報告する。
この試みはまだ道半ばであり、不完全なものであるが、本研究会を通じて新たなアイディアや今後の展開方法等が見いだせれば幸いである。
 

 


Global COE Program 京都大学:生存基盤持続型の発展を目指す地域研究拠点
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