「東・東南アジア農業研究と地域研究-研究会を継承・発展させるために」[東南アジアの自然と農業研究会 第141回定例会](関連する学会・研究会)

日 時:2009年07月03日(金) 16:00~
場 所:東南アジア研究所 稲盛財団記念館3F 中会議室
(京都市左京区吉田下阿達町 46川端通り荒神橋東詰め)

話題提供者: 田中 耕司  (京都大学地域研究統合情報センター)

話 題:「東・東南アジア農業研究と地域研究-研究会を継承・発展させるために」

【要 旨】
東南アジアの自然と農業研究会の第1回研究会(1981年5月)が開かれて以来、はやくも30年近くになろうとしている。開催数にして140回、各年ほぼ5回開催のペースが守られてきたことになる。その第1回研究会以来、その開催に多少なりとも関わってきた者として、この数十年の研究会の歩み、そして発表者自身の研究関心の推移を振り返りながら、農業(農学)研究と地域研究との関連に焦点をあてつつ、回顧と展望を語ることとする。話題提供者が東南アジアでのフィールドワークをはじめた1970年代から80年代にかけては、農業研究の成果がそのまま地域研究の成果として発表できる状況にあった(もちろん地域研究への模索は続けられていたが)。一方、30年が経過して、東南アジアの農業や農村は大きく変貌した。グローバル経済の影響も計り知れない。調査手法も大きく変わってきた。発表者の現在の関心に引きつけながら、地域を対象とする農業・農村研究の将来の方向性について展望したうえで、参加者と議論を交わすことを期待している。

(*会のあとには懇親会を予定しております。)



Global COE Program 京都大学:生存基盤持続型の発展を目指す地域研究拠点
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