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「アーボリカルチュア(arboriculture)が結ぶ野生動物と人 インドネシア東部島嶼部住民による「半自然」的な森の創出」[東南アジアの自然と農業研究会 第139回定例会](イニシアティブ2 研究会)

日 時:2009年04月17日(金) 16:00~18:00
場 所:東南アジア研究所 稲盛財団記念館 中会議室
(京都市左京区吉田下阿達町 46 川端通り荒神橋東詰め)

話題:アーボリカルチュア(arboriculture)が結ぶ野生動物と人
インドネシア東部島嶼部住民による「半自然」的な森の創出

話題提供者: 笹岡 正俊 (財団法人自然環境研究センター)


【要旨】
ウォーレシアからオセアニアに至る地域は,古くから今日に至るまで,「arborealな資源」----木本植物、および,森林の下層,ギャップ,辺縁における生物資源----の利用が,地域の人びとの必要の大部分を満たしてきたと言われています.Latinis[2000]は,そのような経済のあり方を"arboreal-based economy"と呼びました。筆者がこれまで調査を続けてきたインドネシア東部マルク諸島のセラム島においても,「arborealな資源」が人びとの生活を支える上で重要な役割をはたしており,実に多様なアーボリカルチュア(有用木本性植物の植栽・保育・利用)が見られます.

本発表では、
(1) そうしたアーボリカルチュアを通じて,集落を取り囲む熱帯林のなかに,いかに多様な「森」が創出・維持されているかについて述べます.そして,
(2)そうした「森」を,野生動物がどのように利用し,また,そこに飛び込んでくる野生動物を人がどのように利用しているかを明らかにすることを通じて,アーボリカルチュアを媒介に,人と野生動物のあいだに「緩やかな共生関係」とでも呼ぶべき相互関係が生み出されている可能性について論じたいと思います.

尚,インドネシアを含め,東南アジアの自然地域では
"「自然」を残すための地域"と"開発に供するための地域"へと景観が二極分化しつつあります(例えば,国立公園とオイルパームプランテーションなど).こうしたなか,アーボリカルチュアによって創出・維持されている「半自然」的な森をまもることは,地域の暮らしや生物多様性の保全にとってどのような意味を持つのか.本発表では,その点についても言及したいと思います.

*会終了後には懇親会を行います。こちらも奮ってご参加ください。

□問い合わせ先:
佐々木綾子 京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科
Tel. 075-753-7163 mailto: sasaki22[at]asafas.kyoto-u.ac.jp
田中耕司 京都大学地域研究統合情報センター
Tel. 075-753-9600(センター長室)、9603(代表)、7307(研究室)
mailto: kjtanaka[at]cias.kyoto-u.ac.jp

■WEB SITE: http://www.cseas.kyoto-u.ac.jp/seana/


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