「リアウワークショップ報告・研究、HSスクールについてなど」(イニシアティブ3 研究会)

活動の記録>>

日 時: 2009年3月31日(日) 10:30~(早く終える予定です)
場 所:稲盛新棟小会議室330号室

イニシアティブ3研究会討議事項

1)リアウワークショップ(平成20年2月19日~20日)の報告
2)リアウにおける平成21年度の研究について
3)HSスクールの開催について
4)平成21年度の研究費の配分方法について
5)研究テーマと講師の招聘について


内容:
インドネシアスマトラ島リアウ州にある天然林・観光林それにSinarMas社の産業人工林が複合した領域(78万ha)が、現在"UNESCO Wild Life Reserve"として申請されています。このサイトを中心として、イニシアティブ3のメンバーによる文理融合の研究が展開できないかと計画しております。この研究は、インドネシア科学院(LIPI)、林業省(Dept of Forestry)、リアウ州政府とともに行う共同研究活動となります。



【活動の記録】

1)リアウワークショップ(平成20年2月19日~20日)の報告、およびリアウにおける平成21年度の研究について

インドネシアスマトラ島リアウ州にある天然林、観光林およびSinarMas社の産業人工林が複合したRiau Biosphere Reserve(78万ha)が、現在"UNESCO Wild Life Reserve"として申請されています。このサイトにおいて、京大CCOE、リアウ大学、インドネシア科学院(LIPI)、林業省、リアウ州で共同研究を展開する。本ワークショップは、Riau Biosphere Reserveエリアにおける研究活動を明確に提示すること、各研究についてコンタクトパーソンを選出することを目的に開かれた。
共同研究を行うために、京大CCOE、リアウ大学、インドネシア科学院(LIPI)、林業省、リアウ州の間でアグリメントレターを作成することがワークショップで取り決められた。

Riau Biosphere Reserve におけるResearch Proposals、および研究分担者(コンタクトパーソン)

(1) Collaborative natural resource management between local community and timber plantation (Equitable partnerships between corporate and small-holder partners in timber plantation industry), Culture, Empowerment of local people, Eco-tourism, Illegal logging and encroachment
[UNRI: Syaiful; LIPI: Savitri, Enny; Kyoto: Retno, Mizuno]

(2) Dynamic evaluation of forest biomass in plantation forest using ground-based and satellite remote sensing data
[UNRI: Nurul; LIPI: Bambang, Ismail; Kyoto: Kawai, Omura, Kobayashi]

(3) Water/carbon cycle and soil moisture control, hydrogical mapping, weather observation in the peat swamp
[UNRI: ; LIPI: ; Kyoto: Kozan]

(4) Case study on biofuel production: from pulp to bioethanol
[UNRI: Chairul, Titania, Misri, Sulistyati, Misri; LIPI: Enny; Kyoto: Kaida, Hayashi, Kaku, Baba]

(5) Biodiversity observation of Riau biosphere reserve
Aquatic and Terrestrial (Conservation status)
Valuation and development
[UNRI: Defri, Fajar, Sugiarto, Muhibbuddin, Siti, Sujarwati, Ahmad, Khairijon, Fitmawati, Siti, Sujarwati, Titania, Yuana, Fifi, Tetty, Delita, Setyaningsih, Yusfiaty, Koto, Chaidir, Muhammad, Sujarwati, Haris; LIPI: Tukirin, Harmastini, Purwanto; Kyoto: Fujita, Yoshimura, Ubukata]

(6) Peat land Management and conservation
Fire peat land, Hydrology management, Restoration
Peat land physical and nutrition improvement
[UNRI: Ahmad, Besri, Haris; LIPI: ; Kyoto: Kobayashi]


リアウの森林で調査を行うためには、「調査許可証明書」を取得する必要がある。この証明書の手続き、書類の提出方法については小林さんに調査を依頼した。

2)HS Schoolの開催について

生存圏研究所とLIPIが行っているHS (Humanosphere Science) Schoolを本年8月にリアウ大学で行うことが提案された。Riau Biosphere Reserveエリアにおける研究活動を促進することが目的である。共同研究に興味を持って、新たに研究に取り組める研究者を見出す機会になる。

3)研究費の配分について
リアウへ行って調査・研究することを目的とした旅費に配分することで一致した。

4) 研究テーマと講師の招聘について
Riau Biosphere Reserveエリアにおける研究テーマと関連深い研究を行っている方を招聘し、レクチャーを依頼して研究会を開催することが提案された。

 

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