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「リアウにおけるサイト研究の現状報告と活動について」(イニシアティブ3 研究会)

日 時: 2009年1月26日(月) 12:30~14:00
場 所:  京都大学東南アジア研究所 稲盛新棟小会議室330室

リアウにおけるサイト研究の現状報告と活動について

1)リアウワークショップとMOUについて報告
2)今後の研究活動
3)国際シンポジウム(本年3月)について



【活動の記録】

1 リアウサイト研究「Riau Biosphere Reserve Project」の現状報告と活動について

インドネシアスマトラ島リアウ州にある天然林・観光林それにSinarMas社の産業人工林が複合した領域(78万ha)が、現在"UNESCO Wild Life Reserve"として申請されている。このサイトを中心として、イニシアティブ3のメンバーによる文理融合の研究を展開しようと計画している。この研究は、インドネシア科学院(LIPI)、林業省(Dept of Forestry)、リアウ州政府とともに行う共同研究活動となる。

研究をはじめるために、MOUを締結しなければならない。MOUに関して、下記の計画が、提案され(林)、議論された(川井、田中)。
京都大学は、G-COEリーダーの杉原とLIPIライフサイエンスリーダーのE. Sukaraとの間でMOUを結ぶ。LIPIは、林業省、リアウ政府とともにSinarMas社とMOUを締結する。すなわち、京都大学とSinarMas社は、LIPIを通して間接的にMOUで結ばれるという方向で進む(林)。MOUに関して、学術交流と共同研究の2つのパターンがある。リアウでの研究については、共同研究MOUを採ることが望ましいと意見が出され(川井)、合意が得られた。

2 今後の研究活動として

2月20日に、リアウでRiau Biosphere Reserveのワークショップが開かれる。イニシアティブ3のメンバーは、下記のResearch Proposalsに沿った研究内容の提案書を作成し、2月10日までに林まで送る。それをまとめた提案書を京都大学からリアウ大学に13日までに提出することで一致した。

Research Proposals
1. Collaborative natural resource management between local community and timber plantation (Equitable partnerships between corporate and small-holder partners in timber plantation industry)
Culture
Empowerment of local people
Eco-tourism
Illegal logging and encroachment
2. Dynamic evaluation of forest biomass in plantation forest using ground-based and satellite remote sensing data
3. Water/carbon cycle and soil moisture control, hydrogical mapping, weather observation in the peat swamp
4. Case study on biofuel production: from pulp to bioethanol
5. Biodiversity observation of Riau biosphere reserve
Aquatic and Terrestrial (Conservation status)
Valuation and development
6. Peat land Management and conservation
Fire peat land
Hydrology management
Restoration
Peat land physical and nutrition improvement

このワークショップのプログラムは、主としてリアウ大学とLIPIの連携で行われる予定である。


3 3月9, 10, 11日に行われる国際シンポジウムについて

今回の国際シンポジウム、イニシアティブ3の趣旨として、「環境・エネルギー問題は、人類にとって危機的な状況にあり、化石燃料の依存度を減少させ、人類と自然が持続的に共存可能な生存圏を再生することが最優先である。」と挙げている。バイオマスから作るバイオ燃料は再生可能なエネルギーである。バイオ燃料に焦点をあて、ユトレヒト大学Andre Faaij氏とAIST Kinya Sakanishi氏に発表を依頼している。また、森林経済の発展には、先端的科学技術、森全体のサイエンス、土地の利用方法、雇用制度、政治と行政など、様々な要因が複雑に絡み合っている。これらを総合的に考えて地域社会の森林モデルを探究する。このような視点からもコメントを行う。
また、イニシアティブ3のメンバー中心によるポスター発表を行う。各発表毎、2~3分間の口頭発表を行うことで一致した。


(文責 海田るみ)

 

 

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