「開発援助と地域社会の生存基盤」(イニシアティブ4 研究会)

日 時:2008年11月14日(金) 16:30~18:00
場 所:京都大学本部キャンパス 総合研究2号館4階 A447会議室

報告者:松村圭一郎(京都大学人間・環境学研究科助教)

タイトル:生存を支える地域/社会の再編成-ザンビア南部州における食糧援助の事例から 

報告要旨:
市場経済の拡大やグローバル化のなかで、アフリカの農村社会においても、人びとの生存を支える「地域/社会」は再編の過程にある。本発表では、政府や国際機関、NGOなど、さまざまな組織が関与して実施されているザンビアの食糧援助体制について報告する。旱魃や洪水といった災害への緊急対応としての食糧援助が、どのような制度として設計されているのか。そして、それがいかに実施され、どう受容されているのか。ザンビア南部州・シナゾングウェ地区の事例をもとに、人びとの生存を支える地域/社会が、多様なアクターの関与する場として再編成されていることを示し、生存基盤としての「地域」をどう理解したらよいのか考察する。


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Global COE Program 京都大学:生存基盤持続型の発展を目指す地域研究拠点
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