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「ベトナムにおける畜産開発と公衆衛生問題」[西渕科研基盤(S)研究会](その他の研究会)

日 時:2007年11月29日(木) 16:30~
場 所:東棟E207

講 師:細野ひろみ(京大大学院農学研究科准教授)
テーマ:ベトナムにおける畜産開発と公衆衛生問題

【報告要旨】
トナムは、1986年に始まるドイモイ政策によって市場経済化が進み、ヒトやモノの移動が急速に活性化してきた。この間、経済も農業も急速に拡大し、所得の向上に伴って畜産物需要も順調な成長を見せている。そして、ベトナム人の食生活において主要な位置を占める豚肉のフードシステムをめぐる環境にも変化が見られる。本報告では、近年におけるベトナムの豚肉・肉豚流通と畜産衛生システムの変化を概観し、2006年度より実施してきた人獣共通感染症のサーベイランス調査について紹介する。
報告内容は主に以下の3点である。1点目は、肉豚流通の展開に関するものである。市場経済化の進展により、都市と農村の機能的な分離が進む一方で流通システムも発展し、90年代には農村部から都市部へ大規模に家畜(肉豚)を輸送する業者の台頭がみられる。輸送手段や情報技術の普及に伴い価格情報の入手が容易になると、活動範囲はさらに広がり、少しでも高く売れる市場を求めて彼らは販路を変化させてきた。この様子について紹介する。肉豚が生産費の安価な農村部から消費地である都市部へ供給されることは、より効率的な生産・流通が行われる一方で、疾病の伝播も速度と範囲の面で拡大することを意味する。獣医サービスが不十分なもとではなおさらである。2点目は、90年代以降徐々に整備の進んできた獣医衛生関連法の拡充と、それに付随する屠場整備や検疫の実施状況について紹介したい。3点目は、現在進行中のサーベイランス・プロジェクトに関するものであ。肉豚生産段階におけるトキソプラズマ(Toxoplasma gondii)の抗体保有率に関する調査(2006-7年実施)と、フエ市周辺の屠畜場および小売店における細菌検査(2007年8月実施)について紹介する。

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