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「ヴァナキュラー・デモクラシーの可能性-インド・オリッサにおけるポスト・ポストコロニアル的変容」[「コンフリクトの人文学」セミナー 第2回](その他の研究会)

日 時: 2007年10月12日(金) 17:00~19:00
場 所: 大阪大学大学院人間科学研究科(吹田キャンパス)
          東館2階 ユメンヌホール (参加無料)

「ヴァナキュラー・デモクラシーの可能性-インド・オリッサにおけるポスト・ポストコロニアル的変容」

講 師: 田辺明生(京都大学人文科学研究所准教授)

【要旨】
現代のインド・オリッサ農村社会においては、あるべき社会・政治関係はいかなるものかをめぐって、カースト間の文化政治的な交渉過程が展開している。その背景には、1992年の憲法改正にもとづく地方自治改革により、従来は周縁化されてきた低カースト民たちが、村落政治において発言権を徐々に増している状況がある。そこにおいて特に注目されるのは、カーストの意味を、ヒエラルヒーや支配構造ではなく、存在論的に平等で必要不可欠な各部分が全体のために奉仕するしくみとして再定義しようとする、下からの動きである。これを通じて、低カーストは、自らの固有のアイデンティティと尊厳を確立するだけでなく、村落政治における、多元的な社会集団の平等な参加と権益の確保を、文化的に基礎づけようとしているのだ。現代インド・オリッサ社会の変容は、平等主義的供犠倫理と参加的民主主義とを接合しようとする、ヴァナキュラー・デモクラシーへの動きとして理解することができよう。

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